バランスの良い仕事の受け方

フリーランスエンジニアの仕事の探し方はさまざまだ。大抵は、自分の所属していた業界や会社のつながりから仕事をもらい、引き受けるパターンが多い。次に多いのは、友人・知人などからの依頼だ。その他は同業の経営者あるいは異業種の経営者からの紹介とつづく。

生活のことなどを考慮すれば、なるべく多くの仕事を引き受けたいところだが、フリーランスは工程管理や進捗状況も把握しなければならない。当然、無理な状況が発生してくる。ここで正しく仕事を引き受けているか必ずチェックしたほうがいいだろう。

たとえば、内部事情に疎いクライアントが要求してくる仕事には、工程などが無視されているというデメリットがある。そんな場合はその成果物を出すにはこのくらいの工程が必要だという客観的事実に基づいた説明が必要となる。もし説明をクライアントに行っていないのであれば、デメリットが多すぎる。クライアントが何を求めていて、その成果物はどのくらいで出来ると思っているのかを正しく理解するのは非常に大切なことである。

さらに、その仕事は自分の何に対して有効であるのかを知るべきだ。生活、スキル、人脈への影響を考慮しつつ、各目標のバランスが偏っていないか、引き受けすぎではないのか、自分の分野内か、など総合的に判断する必要がある。言われたことをただ受け入れるのではなく、自分にとってもメリットとデメリットをすぐに想像できるようになれば、正しい仕事の選び方ができるようになるだろう。